エアコンの風は冷たすぎて嫌!
でも扇風機の風も生温くてイマイチ・・・
こんな方にちょうど良いのが、冷えすぎない優しい涼風の出る冷風扇です。
現在人気の高い冷風扇はテクノスのTCW-010 と TCI-007 の2機種です。
この2機種、タンクの色が違うだけで見た目はほぼ同じ。
じゃあ、単にカラーの違いだけなのかというと、そうではありません。
両者には機能的な違いが一つだけあるんです。
テクノス TCW-010 と TCI-007 の違い
テクノス TCW-010 には「冷風扇スリムタイプ」という名称が付いていますが、一方の テクノス TCI-007 には「テクノイオン冷風扇」という名称が付いています。
つまり、TCI-007 には「テクノイオン」という、TCW-010 には無い機能が備わっています。
このテクノイオンとは要するにマイナスイオンです。
マイナスイオンには空気の消臭や除菌効果、そしてリラックス効果などがあります。
TCI-007 の運転時には、このマイナスイオンが常に発生するようになっています。
というわけで、理論上はTCI-007 の風の方が爽やか!ということになりますが、実際のところそこまで劇的な違いを感じられるかどうかは微妙なところです。
まあ、感じ方には個人差もありますし、無いよりはあった方が良いかなといった感じですね。
テクノス 冷風扇の基本機能
テクノス TCW-010 と TCI-007 の基本機能は、「テクノイオン」の有無を除けば全く同じです。
運転モードには「連続」「自然風」「おやすみ」の3種類があり、風量は「弱」「中」「強」の3段階に切り替えられます。
「冷風」と「送風」の切り替えもできるので、単なる扇風機としても使えます。
スウィングルーバーによる首振り機能も備えており、切タイマーは0.5~7.5時間で設定可能です。
タンクは3.8Lで取り外しが可能です。
実は、他メーカーの冷風扇にはタンクが取り外せないものもありますので、この点ではテクノスの冷風扇は便利かと思います。
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冷風扇の難点と正しい使い方
冷風扇は水が蒸発する際の気化熱を利用した冷房機器です。
そして、その最大の難点は除湿機能が無いことであり、使用中は蒸発した水で逆に湿度が上がります。
ですから、密閉された空間で使い続けると、室内の湿度が上がり不快になってきます。
冷風扇はエアコンと同じように考えてはダメです。
冷風を出す時は、窓を開けて室内に湿気がこもらないようにする必要があります。
つまり、冷風扇は部屋全体を涼しくするものではなく、風が当たっているところだけを涼しくするものです。
要は自分がいる場所だけが涼しく、周りは暑いままという感じです。
また、室内の温度が高すぎるとあまり冷風にならないという弱点もあります。
「それじゃ、冷風扇ってあまり役に立たないじゃん」
と思われるかもしれませんが、
「エアコンの風がどうしても苦手。でももう少し涼しくしたい!」
という方には冷風扇の風はちょうど良いと思います。
エアコンと同じような使い方ではなく、あくまでもスポット冷房として上手に使えば、冷風扇はきっと役に立つはずです。
テクノス TCW-010 と TCI-007 の価格
テクノス TCW-010 と TCI-007 の違いは、カラーとテクノイオン機能の有無です。
普通に考えればテクノイオンが搭載されている TCI-007 の方が価格が高くて当然です。
実際、楽天市場やヤフーショッピングでの販売価格は
- TCW-010 8,000円後半から
- TCI-007 10,000円ちょっと
といった感じです。
両者の価格差はそれほどありませんので、テクノイオン搭載の TCI-007 の方がお得な気がしますが、実際に人気があるのは TCW-010 の方みたいです。
多分、これはカラーの問題かも知れませんね。
ブルーの TCW-010 に比べると、グレーの TCI-007 はかなり地味な感じですからね。
マイナスイオン機能よりも見た目の方が大事!という人たちが多いということでしょうか。