アイリスオーヤマの衣類乾燥除湿機の中では、
現在 DCE-6515 と DDA-20 の2機種が人気のようです。
この両者はその除湿方式に違いがあります。
DCE-6515 はコンプレッサー式、
DDA-20 はデシカント式です。
コンプレッサー式はパワーがあり夏場に強いですが、
運転音がやや大きく冬場は弱いという弱点があります。
デシカント式はコンプレッサー式よりパワーは弱めですが、
音が静かで本体重量が軽いというのがメリットです。
これから除湿機を購入しようと考えている方は
この両者で悩むかもしれませんね。
今回はそのあたりのところを踏まえながら、
DCE-6515 と DDA-20 を比較してみたいと思います。
DCE-6515 と DDA-20 の除湿能力を比較
衣類乾燥除湿機は、やはりその除湿能力が重要です。
先ずは両者の除湿能力を比べてみましょう。
●DCE-6515
<除湿能力>
・5.5L/日(50Hz)
・6.5L/日(60Hz)
<除湿可能面積の目安>
・木造:7畳 プレハブ:11畳 鉄筋:14畳(50Hz)
・木造:8畳 プレハブ:12畳 鉄筋:16畳(60Hz)
●DDA-20
<除湿能力>
・2L/1日
<除湿可能面積の目安>
・木造:3畳 プレハブ:4畳 鉄筋:5畳
こうしてみると、DCE-6515 の方が
明らかに除湿能力が高いことが分かります。
とにかくパワフルな除湿機が欲しいという方は、
コンプレッサー式の DCE-6515 の方が良いでしょうね。
DCE-6515 と DDA-20 のサイズと重さを比較
コンプレッサー式はコンプレッサーを搭載しているため、
本体の重量がどうしても重くなります。
両者のサイズと重さを比べてみると・・・
<DCE-6515>
幅約29.0x奥行約19.0x高さ約47.7 本体重量9.3kg
<DDA-20>
幅約28.4×奥行約15.8×高さ約44.7 本体重量3.9kg
というわけで、サイズは DCE-6515 の方が少し大きい程度ですが、
重さがかなり違うのが分かります。
ある程度固定した場所で使用するならともかく、
色々な場所に移動させて使いたいというのであれば、
本体重量の軽い DDA-20 の方が有利ですね。
DCE-6515 と DDA-20 の電気代を比較
衣類乾燥除湿機を選ぶ際には、
その電気代も気になるところですね。
デシカント式の除湿機はヒーターを使用するため、
消費電力が大きくなり、その分電気代もかかります。
両者の定格消費電力を比べてみると
・DCE-6515 155W(50Hz)/175W(60Hz)
・DDA-20 350W
となっています。
DDA-20 の消費電力は DCE-6515 の約2倍ですので、
電気代も約2倍かかることになりますね。
電気代をなるべく安く抑えたいというのであれば、
コンプレッサー式の DCE-6515 の方が良いでしょう。
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DCE-6515 と DDA-20 の運転音を比較
コンプレッサー式の除湿機にはコンプレッサーが搭載されているため、
その振動音(運転音)が気になるかも知れません。
一方、デシカント式はその構造上、ほとんど運転音は気になりません。
あまり運転音がうるさいのはイヤという方や、
夜中でも静かに使いたいという方は、
デシカント式の DDA-20 を選択した方が良いかと思います。
季節による DCE-6515 と DDA-20 の効果の違い
除湿機は、夏場はコンプレッサー式が有利で、
冬場はデシカント式が有利であると言われています。
コンプレッサー式の DCE-6515 は、
気温が高い時には除湿能力が高くなるため、
梅雨や夏場には活躍が期待できます。
ただ、気温が低い時には除湿能力が落ちるため、
冬場にはあまり活躍できません。
一方、デシカント式の DDA-20 は、
周りの気温に左右されることなく働くので、
基本的には1年中使用が可能です。
ただし、ヒーターを使うために発熱量が多くなり、
室温が約3~8℃ほど上昇します。
したがって、夏場にはちょっと使いづらいと思われます。
コンプレッサー式だと室温の上昇は1~2℃程度ですので、
夏場はコンプレッサー式の方が有利というわけです。
もちろん、1台で1年を通じて使いたいというのであれば、
デシカント式の DDA-20 の方が良いでしょう。
夏場は隔離した部屋で使うなどの工夫をすれば、
なんとかしのげるのではないでしょうか。
DCE-6515 と DDA-20 の価格と販売店
アイリスオーヤマ DCE-6515 と DDA-20 は、
Amazonや楽天市場などでお得に購入できます。
現在のAmazonでの販売価格は
・DCE-6515 11,800円
・DDA-20 9,874円
となっています。
⇒ アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機(Amazon)
これまで見てきたように、両者にはメリットもあれば
デメリットもあります。
自身が使用する状況をよく考えて、
よりマッチしている方を選択すると良いでしょう。
楽天市場はこちらからどうぞ。