パナソニックの加湿空気清浄機「F-VXU70」は、2021年9月に発売されたハイクラスモデルであり、同シリーズの2020年モデル「F-VXT70」の後継機種です。
この「F-VXU70」と「F-VXT70」の大きな違いは、両機種に搭載されている「ナノイーX」のグレードです。
- F-VXU70「ナノイーX 9.6兆」
- F-VXT70「ナノイーX 4.8兆」
「F-VXU70」に搭載されている「ナノイーX 9.6兆」の方がグレードが高いため、2021年モデルの「F-VXU70」の方が空気清浄効果は高いといえます。
「ナノイーX 9.6兆」と「ナノイーX 4.8兆」の違い
ナノイーとは空気中の花粉やハウスダストなどを抑制する働きを持つイオンであり、このイオンの中に含まれる「OHラジカル」の量が多いほどその効果も高くなります。
「ナノイーX」の後に続く「9.6兆」や「4.8兆」は、1秒間に発生する「OHラジカル」の個数を表しています。
つまり、「ナノイーX 9.6兆」の「OHラジカル」発生量は「ナノイーX 4.8兆」の2倍あるということです。
なお、この「ナノイーX」にはさらにグレードの高い「ナノイーX 48兆」もあります。
この「ナノイーX 48兆」は、2021年のプレミアムモデル「F-VXU90」に搭載されています。
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実際の空気清浄能力の差は?
さて、「ナノイーX 9.6兆」と「ナノイーX 4.8兆」とでは、その空気清浄効果にどれほどの差があるのでしょうか?
パナソニックのHPには、それぞれの「ナノイーX」がスギ花粉を99%抑制する時間が掲載されています。
以下はパナソニック調べによる約6畳空間での評価です。
- ナノイーX 4.8兆:約24時間
- ナノイーX 9.6兆:約12時間
このように、「ナノイーX 9.6兆」の能力は「ナノイーX 4.8兆」の約2倍あるということです。
これは空気清浄機で花粉対策をしたい!と考えている方にとっては、有益な情報となりそうですね。
なお、先ほども述べた「ナノイーX 48兆」だとさらに能力が高く、上記の調査では「約3時間」でスギ花粉を99%抑制できます。
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F-VXU70とF-VXT70の共通仕様
それぞれの「ナノイーX」のグレードが異なること以外は、「F-VXU70」と「F-VXT70」の仕様はほぼ同じです。
<基本仕様>
- 最大風量:6.7立方メートル/分
- 空気清浄適用床面積の目安:31畳まで
- 最大加湿量:700mL/h
- 加湿適用床面積の目安:洋室19畳/和室12畳まで
- 集じんフィルター:約10年間交換不要
- 脱臭フィルター:約10年間交換不要
- サイズ:高さ640×幅398×奥行257mm
結局のところ、「F-VXU70」と「F-VXT70」の違いは「ナノイーX」のグレードだけであり、あとは販売価格がどうかという問題だけですね。
F-VXU70とF-VXT70の価格
楽天市場での「F-VXU70」と「F-VXT70」の最安値は
- F-VXU70:56,579円
- F-VXT70:46,800円
といったところです。(2022/03/02現在)
まあ、「ナノイーX」の性能を取るか、価格の安さを取るかですが、この価格差も徐々に縮まってくると思われます。
いずれにせよ、貴方のニーズにピッタリな方のモデルを選ぶと良いでしょう。
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