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衣類乾燥除湿機 3つの方式の違い~そのメリットとデメリット

部屋干し

除湿機とは室内の空気中の水分を除去してカラッとした乾いた空気にするものですが、現状では部屋干しの洗濯物などを乾かすために、この除湿機が利用されるケースがほとんどのようです。

よって、現在販売されている除湿機は「衣類乾燥除湿機」という商品名になっているものが多いですね。

 

さて、現在販売されている衣類乾燥除湿機には、コンプレッサー方式、デシカント(ゼオライト)方式、ハイブリッド方式の3種類があります。

実際に衣類乾燥除湿機を購入する際に、こうした方式の違いに戸惑う方もいるかも知れません。

これらの方式にはそれぞれ特徴があり性格があります。

それをよく理解しておけば、自身の目的に合った最適な衣類乾燥除湿機が選べるはずです。

衣類乾燥除湿機 コンプレッサー方式とデシカント方式の違い

現在販売されている衣類乾燥除湿機には

  • コンプレッサー方式
  • デシカント方式(ゼオライト方式)
  • ハイブリッド方式

の3種類がありますが、

基本的な方式はコンプレッサー方式とデシカント方式の2種類です。

ハイブリッド方式は、このコンプレッサー方式とデシカント方式の2つの方式を合わせ持ったものです。

では、コンプレッサー方式とデシカント方式にはどういった違いがあるんでしょうか?

コンプレッサー方式とは?

空気が冷やされると結露が発生しますが、コンプレッサー方式はこの現象を利用したものです。

本体内に取り込まれた湿った空気は、コンプレッサーによって循環する冷媒に冷やされます。

そして内部で結露(水滴)を発生させます。

この水滴は本体内のタンクに徐々に溜まっていきますが、そのタンク内に溜まった水の量が室内の空気中から除去されたことになります。

デシカント方式とは?

一方、デシカント方式は冷媒で空気を冷やすのではなく、多孔質乾燥剤(ゼオライト)を使って空気中の水分を取り除きます。

このゼオライトは水分の吸着性に優れており、空気中の水分を吸着して乾いた空気に変換します。

そしてゼオライトに吸着した水分はヒーターによって温められ、さらに熱交換器内で冷やされて水滴となりタンク内に徐々に溜まっていきます。

ゼオライトを使用しているということで、このデシカント方式はゼオライト方式とも呼ばれています。

コンプレッサー方式は夏、デシカント方式は冬に強い

コンプレッサー方式では空気を冷やして水滴に変えますが、これは気温によって除湿能力が変わるということを意味しています。

この方式は気温が高い場合には高い除湿能力を発揮しますが、気温が低くなるとその除湿能力も低下します。

つまり、コンプレッサー方式は夏場には強いですが、冬場には弱いということです。

 

その点、デシカント方式は気温に左右されないので、基本的にその除湿能力は1年中変わることはありません。

こうなるとデシカント方式の方が断然有利に感じますが、このデシカント方式ではヒーターを使うためにどうしても室温が約3~8℃程度上昇します。

つまり、夏場の使用にはあまり向いていないということです。

ちなみにコンプレッサー方式でも室温は上昇しますが、1~2℃程度なのでさほど問題にはならないでしょう。

 

以上をまとめると、コンプレッサー方式は夏場に強く冬には弱い、デシカント方式は冬場は良いが夏場には向いていないということです。

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運転音、サイズ、電気代に関するメリットとデメリット

コンプレッサー方式にはコンプレッサーが搭載されているため、その運転音(振動音)がどうしても発生します。

また、コンプレッサーを搭載しているためにサイズも大きめになりますし重量も重くなります。

 

一方、デシカント方式はコンプレッサーを搭載していないために運転音は静かであり、サイズもコンパクトで軽量です。

ただし、ヒーターを使うためにその消費電力はコンプレッサー方式のものよりも大きくなります。

つまり電気代は余計にかかるということです。

 

このようなメリットとデメリットが両者にはあります。

結局、何を優先するのかで判断するしかありませんね。

例えば、電気代をかけたくないのであればコンプレッサー方式を、静音性やコンパクト性を重視するならデシカント方式をといった感じです。

そして、それぞれのデメリットも事前に分かっていれば、後でそれほど問題になることもないかと思います。

 

コンプレッサー方式の衣類乾燥除湿機ではコロナやシャープ、デシカント方式ではパナソニックの人気が高いようです。

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ハイブリッド方式のメリットとデメリット

さて、ここまではコンプレッサー方式とデシカント方式のそれぞれのメリットとデメリットを紹介して来ましたが、ここでハイブリッド方式の登場です!

 

ハイブリッド方式はコンプレッサー方式とデシカント方式の2つの方式を合わせ持っています。

基本的にハイブリッド方式では、夏場はコンプレッサー方式、冬場はデシカント方式で運転します。

つまり、両方式の能力が効果的に発揮できる方式ということ。

言わばハイブリット方式は除湿機の理想的な方式であり、これなら1年中快適に使用が出来ると思われます。

 

ただし、このハイブリッド方式には大型のものが多く、コンプレッサー方式やデシカント方式よりも価格が高くなるというのがデメリットかも知れません。

まあ、コンプレッサー方式とデシカント方式の2つの方式がひとつの除湿機の中に混在しているわけですから、コンパクトで軽量というわけにはいかないでしょうね。

結局、このハイブリッド方式は、いつも洗濯物の量が多い大家族向けということになりそうです。

逆に大家族であれば、このハイブリッド方式の恩恵を十分に味わうことが出来るのではと思います。

 

ハイブリッド方式の衣類乾燥除湿機では、パナソニックの製品に人気があるようです。

パナソニック 除湿機 ハイブリッド

結語

今回の話をまとめますと・・・

大家族であればハイブリッド方式がオススメ!

そうでない場合はコンプレッサー方式とデシカント方式で、自身の優先すること(音とか電気代とか)によって最適なものを選択しましょうということになりますね。

いずれにせよ、コンプレッサー方式とデシカント方式のメリットとデメリットをよく理解しておけば、実際に貴方が衣類乾燥除湿機を購入する際に、きっと役立つのではないかと思います。

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