日本で最初に発売された「マット不要のふとん乾燥機」といえば、象印の「スマートドライ」です。
この「スマートドライ」は人気商品としてシリーズ化されていますが、2018年秋にその4代目モデルとなる「RF-EA20」が登場しています。
象印の「スマートドライ」シリーズは、新機種が登場する度に少しずつ進化していますが、今回の「RF-EA20」はどんなところが進化しているのかが気になるところです。
そこで、この「RF-EA20」と前機種「RF-AC20」との違いを明らかにしてみたいと思います。
スマートドライ RF-EA20 のタイマーは液晶表示
4代目スマートドライ「RF-EA20」の最大の特徴は、タイマーが液晶表示になったことです。
これまでのスマートドライでのタイマーは、LEDが時計状に15分間隔で配置され、その点灯や消灯によって残り時間が分かるというものでした。
よって、タイマーの残り時間の大体の目安は分かりますが、そのより正確な時間は分からなかったわけです。
例えば、「15分」のLEDのみが点灯している場合、あと15分なのか10分なのか、はたまた5分なのかは分からないということです。
しかし、タイマーが液晶表示となった「RF-EA20」では、その残り時間を1分単位で確認することが出来ます。
これならあと何分で運転が終わるのかを正確に把握できます。
よって、新しいモデル「RF-EA20」は、これまでのスマートドライよりもかなり使いやすくなっているといえるでしょう。
スマートドライ RF-EA20 の自動コースの変更点
象印 スマートドライの基本性能は、その初代モデルからほとんど変わっていませんが、自動コース(おまかせ運転)の内容は変更されることが多いです。
そして、今回の4代目モデル「RF-EA20」もまた自動コースの内容が若干変更されています。
3代目モデル「RF-AC20」の自動コースは、
<乾燥>
- 標準コース
- 低温コース
- 送風仕上げコース
- エココース
<あたため>
- しっかりコース
- お急ぎコース
<ダニ対策>
- ダニ対策コース
となっていました。
これに対して、4代目の「RF-EA20」の場合は、
<乾燥>
- 標準コース
- 送風仕上げコース
- ダニ対策コース
<あたため>
- しっかりコース
- お急ぎコース
となっています。
つまり、新機種の「RF-EA20」では「低温コース」と「エココース」が無くなっています。
これは何故なのでしょうか?
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「低温コース」と「エココース」は必要ない?
おそらく、今回「低温コース」と「エココース」が無くなっているのは、メーカー側が「必要ない」と判断したからだと思われます。
もちろん、こうした判断の理由となったのは、購入者の声、モニターの感想、アンケート調査などの結果を踏まえてのことでしょう。
「低温コース」は夏などにふとんが熱くなるのを防ぐため、通常よりも低い温度の温風でふとんを乾燥させるというものですが、これは「送風仕上げコース」でも同じような結果が出せます。
つまり、「低温コース」と「送風仕上げコース」は、機能的にちょっとダブっているということです。
そして、「低温コース」よりも「送風仕上げコース」を使う人が多いということが分かったため、「低温コース」を外したと推測されます。
また、「エココース」は通常よりもパワーを抑えた運転を行うことで、電気代を安くするというものですが、パワーを抑えている分、通常よりも乾燥時間が長くなるというデメリットもあります。
そして、こちらもあまり利用する人がいないということが判明したために外されたと推測されます。
つまり、今回の新機種「RF-EA20」は、よりシンプルで使いやすいモデルにするために、あまり利用されていないコースをあえて外したと思われます。
「余計な機能は無くす」というのも、ある意味では進歩しているということかも知れませんね。
スマートドライ RF-EA20 の通販情報
象印 スマートドライ「RF-EA20」は、楽天市場やヤフーショッピングなどで購入できます。
現在の「RF-EA20」の販売価格は、「RF-AC20」と同じくらいか、ちょっと安いくらいです。
そして、この先は「RF-EA20」がスマートドライの主力商品となることは間違いありません。
よって、これからスマートドライを買うなら「RF-EA20」がオススメです。
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象印 スマートドライと他社製品との違い
冒頭でも述べましたが、象印の「スマートドライ」は日本で最初に発売されたマット不要のふとん乾燥機です。
その後、マット不要のふとん乾燥機は様々なメーカーからも販売されるようになりましたが、この「スマートドライ」と他社のふとん乾燥機にはある決定的な違いがあります。
それは、「スマートドライ」には乾燥マットだけでなく、ホースも無いということです。
シャープ、パナソニック、アイリスオーヤマなどの製品は、基本的に本体からホースを伸ばして、その先をふとんの中に差し込んで使用します。
そして、その際にホースを伸ばしたり、アタッチメントを装着するなどの手間が多少かかります。
一方、「スマートドライ」は本体に可動式の送風口があり、それを直接ふとんの中に入れます。
この送風口は本体から開くだけなので、その操作は非常に単純で手軽です。
まあ、本体を持ち上げてふとんの枕元に置かなければならないというのがデメリットになるかも知れませんけどね。
要するに、ホースはあった方が良いのか、それとも無い方が良いのかということです。
この辺の考え方は人それぞれですが、「別にホースなんか要らないなぁ」という方なら「スマートドライ」がピッタリだと思います。