日立のDCモーター扇風機の2019年モデルには、ハイポジション扇、リビング扇、コンパクト扇と様々なタイプがありますが、おそらく一番需要があるのはごく普通のリビング扇だと思われます。
で、2019年モデルのリビング扇には
- HEF-DL900A
- HEF-DL300A
がありますので、リビング扇が欲しい方はこの2機種のどちらかを選ぶということになるでしょう。
簡単にいうと、より高機能な方が「HEF-DL900A」で、シンプル機能で価格が安い方が「HEF-DL300A」です。
じゃあ、具体的にこの両者にはどんな違いがあるのでしょうか?
HEF-DL900Aの操作性の良さ
「HEF-DL900A」も「HEF-DL300A」も、風の切れ目の少ない優しい風を実現する8枚羽根が採用されており、その風量は「微風(うちわ風)」から「強風」までの6段階から選べます。
ただし、その操作性は「HEF-DL900A」の方が優れています。
「HEF-DL900A」の操作パネルは「切/入」ボタン以外はタッチキーになっていて、1~6の風量キーを指で触れるだけで一発で好みの風量に設定することが出来ます。
一方の「HEF-DL300A」は、風量ボタンを押すたびに風量が徐々に強くなっていくという機構なので、一発で好みの風量にすることはできません。
こうしてみると、やはり「HEF-DL900A」の方がより快適に使えそうですね。
ただし、1~6の風量キーは本体のみにあり、リモコンだと「-~+」ボタンでの操作となりますのでご注意を。
リズム運転とおやすみ運転
「HEF-DL900A」には「リズム運転」「おやすみ運転」があります。
「リズム運転」では風量がリズミカルに変化し、「おやすみ運転」では風量が時間の経過とともに徐々に下がっていきます。
こうした運転モードは「HEF-DL300A」にはありません。
ただ、こうした機能が必要か不要かは人それぞれでしょうね。
タイマーの違い
「HEF-DL900A」には「切・入同時タイマー」が搭載されています。
よって、就寝時も起床時も好みに合わせて設定でき、快適に過ごすことができます。
一方の「HEF-DL300A」は「切タイマー」のみが搭載されています。
よって、起床時も涼しく過ごせるというわけにはいきませんが、寝る時だけ涼しければ良いという方なら特に問題はないかも。
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首振り機能の違い
「HEF-DL900A」にも「HEF-DL300A」にも首振り機能が付いていますが、「HEF-DL300A」の首振り角度が約75度で固定されているのに対し、「HEF-DL900A」では首振り角度を約45度・70度・90度の3段階で切り替えることが可能です。
扇風機の使用状況によっては、大きく首を振って欲しい時もあれば小さく首を振って欲しい時もあるでしょう。
「HEF-DL900A」なら、そのいずれの状況にも対応できるということです。
なお、首振り操作はリモコンでもできますが、首振り角度調節は本体からでないとできないようです。
HEF-DL300Aの持つメリット
さて、ここまで見てきたところでは、当然、高機能な「HEF-DL900A」の方が便利に使えそうですが、「HEF-DL300A」には「HEF-DL900A」には無いメリットがいくつかあるんです。
先ずは「組み立ていらず」であることです。
「HEF-DL300A」は箱から出すと羽根やガード、ベースがすべて取り付けられています。
よって、組み立ての手間がかからず、すぐに使うことができます。
こうした機器の組み立てが苦手な方や高齢者にはこちらの方が良いかも知れませんね。
もう一つは「軽量設計」であることです。
「HEF-DL300A」は機構がシンプルであるため、その本体質量も約3.0kgと軽くなっています。
つまり、持ち運びが楽!ということ。
これならどこにでも気軽に移動させて使えそうです。
ちなみに「HEF-DL900A」の本体質量は約3.8kgです。
HEF-DL900AとHEF-DL300Aの価格
「HEF-DL900A」も「HEF-DL300A」もオープン価格であるため、その販売価格は販売店や時期によって違います。
ただ、より高機能な「HEF-DL900A」の方が高いことは言うまでもありません。
現在の楽天市場での価格は
- HEF-DL900A 14,904円から
- HEF-DL300A 11,000円から
といったところです。(2019/08/20現在)
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高機能で便利な「HEF-DL900A」が良いか、シンプルで価格の安い「HEF-DL300A」が良いかは人それぞれです。
貴方にピッタリな方の機種を選ぶと良いでしょう。