2018年に発売されたアイリスオーヤマのカラリエ「FK-W1」は、ツインノズルタイプのふとん乾燥機として非常に注目されました。
何しろホースが2本あるので、2枚のふとんを同時に乾燥させることができますし、1枚のふとんならノズルを前後に配置することで隅々まで温風を行き渡らせることができます。
こうしたメリットがツインノズルタイプの「FK-W1」にはあったわけですが、そのパワーアップモデル「FK-WH1」が新たに登場しました!
FK-WH1とFK-W1のパワーの違い
「FK-W1」の高温運転時の消費電力は「760W」です。
これに対し「FK-WH1」の高温運転時の消費電力は「1000W」です。
う~ん、これは確かにパワーアップしていますね。
そして、パワーアップしたことにより、ふとんを乾燥させる時間も短縮することができるというわけであり、これがハイパワーモデル「FK-WH1」の最大の魅力であるといえるでしょう。
なお、「FK-WH1」には「ターボモード」があり、これを使用することでふとん乾燥時間を短縮することが可能となります。
FK-WH1とFK-W1のふとん乾燥時間の違い
カラリエには4つの自動モードがありますが、これは「FK-WH1」も「FK-W1」も同じです。
各モードにおける「FK-W1」の運転時間と「FK-WH1」のターボモード使用時の運転時間は以下の通りです。
<FK-W1>
- 冬モード 60分
- 夏モード 60分+送風20分
- あたため 20分
- ダニモード 100分
<FK-WH1>ターボモード
- 冬モード 30分
- 夏モード 30分+送風20分
- あたため 5分
- ダニモード 80分
こうして比べてみると、「FK-WH1」の運転時間がかなり短縮されているのが分かります。
なお、アイリスオーヤマの商品ページによると「FK-WH1」の「あたため」時間は、モード設定としての表示は5分ですが、実際には3分半のようです。
あたため予約モードと保温モード
「FK-WH1」には新たに「あたため予約モード」と「保温モード」が搭載されています。
「あたため予約モード」は、予約した時刻の30分前から運転を開始し、設定時刻までにふとんを暖めてくれるというものです。
つまり、寝る直前になって操作する必要がなく、昼や夕方にでも予約しておけば、いつもの就寝時刻にはふとんが暖まっているということです。
よって、寝る時間が大体決まっている人にはイイかも知れません。
「保温モード」は、運転終了後に最大2時間までパワーを抑えた運転を行うものです。
これにより、ポカポカと暖かい状態をキープしたふとんの中で、心地良く眠りにつくことができます。
このモードは「冬モード」と「あたため」の時に使用できます。
まあ、夏は必要ないですからね。
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ダニ撃退ふとん乾燥袋について
カラリエに限らず、他社のふとん乾燥機にも大抵「ダニ対策モード」なるものが付いていますが、これで本当にダニを退治できるのか?というと、正直あまり期待はできないところです。
しかし、「FK-WH1」専用の別売り品として2020年11月上旬に発売予定の「ダニ撃退ふとん乾燥袋」は期待できそうです。
これは大きな袋の中にふとんを入れて密閉し、その中に温風を吹き入れてふとん全体を加熱するというものです。
これだとふとん全体が密閉された加熱空間の中にあるので、ダニも逃げ場がありません。
これはかなり有効だと思われます。
実際、第三者機関の試験において、99%以上のダニを退治できたとの報告もアイリスオーヤマのHPにありますし。
問題はセッティングがちょっと面倒くさそうということですが、とにかくダニを退治したい!という方ならやってみる価値はあるんじゃないかと思います。
FK-WH1とKFK-WH1の違い
ふとん乾燥機カラリエのハイパワーツインノズルタイプには「FK-WH1」の他に「KFK-WH1」という機種もあります。
この両者の性能や機能は全く同じですが、本体カラーと付属品が違います。
「FK-WH1」はホワイト、「KFK-WH1」はゴールドです。
そして、「FK-WH1」の付属品は「くつ乾燥アタッチメント」2個のみですが、「KFK-WH1」にはその他に「アロマケース」と前述した「ダニ撃退ふとん乾燥袋」が付いています。
よって、とにかくダニを退治したい!という方は「KFK-WH1」を選ぶと良いかと思います。