シロカ「おりょうりケトル ちょいなべ」のニューモデル「SK-M153」が登場しました。
これで「おりょうりケトル ちょいなべ」は、2019年に初めて発売された「SK-M151」、2020年に発売された「SK-M251」、そして今回の「SK-M153」の3種類になりました。
そこで気になるのがニューモデル「SK-M153」は従来モデルと何が違うのか?ということですが、実はこのあたりがちょっと微妙な感じなんです。
SK-M153は進化していないニューモデル?
たいてい新しく発売されたモデルの場合、何らかの新機能が付くか、デザインが変わるか、もしくは型番だけが新しくなるかですが、今回の「SK-M153」はそのいずれにも当てはまりません。
本体のデザインは前機種「SK-M251」とほぼ同じですが、「SK-M251」に搭載されていたある機能が無くなっているんです。
つまり「SK-M153」は進化したモデルではなく、あまり重要ではない機能を削ぎ落し、その分低価格を実現したモデルなのです。
では、その「あまり重要ではない機能」とは何なのでしょうか?
SK-M153には「モード切替」がない!
前機種「SK-M251」には「モード切替スイッチ」が付いており、「なべモード」と「ケトルモード」のいずれかを選択できる仕様になっていました。
この2つのモードの違いは次のようになります。
<なべモード>
- 設定温度になるとそこから保温する
<ケトルモード>
- 設定温度になると加熱を止める
新機種「SK-M153」ではこのモード切替機能が無くなり、常に「なべモード」で稼働する仕様になっています。
これは一番最初のモデル「SK-M151」と同じ仕様となるため、「SK-M153」は原点に回帰したモデルであるともいえます。
なお、モード切替機能が無い以外は「SK-M153」と「SK-M251」の仕様は全く同じであり、
- 湯切りができる
- 電源コードが長くなった
という「SK-M251」の進化ポイントは「SK-M153」にも受け継がれています。
「モード切替」は必要なのか?
さて、シロカ「おりょうりケトル ちょいなべ」のニューモデル「SK-M153」は、前機種「SK-M251」からモード切替機能を省いたモデルということになりますが、何故こうした仕様となったのでしょうか?
おそらくメーカー側がこの「モード切替機能」は必要ないと判断したのでしょう。
じゃなきゃ、こうした新製品を販売するわけがないですからね。
そのきっかけが購入者からの声なのか、社内からの声なのかは分かりませんが、とにかく「この機能要らないんじゃないの?」ということになったようです。
そもそも、この「おりょうりケトル ちょいなべ」を単にお湯を沸かすために使っている人はほぼいないと思われますし、お湯を沸かすにしても別に「ケトルモード」でなくてもいいわけです。
だったら、余計な機構を無くして、その分安く販売してくれた方が、消費者側にすれば嬉しいことですよね。
SK-M153の価格と通販サイト
シロカのホームページに掲載されている「おりょうりケトル ちょいなべ」のメーカー希望小売価格は以下の通りです。(2021/04/30現在)
- SK-M251 18,700円(税込)
- SK-M153 16,500円(税込)
- SK-M151 16,500円(税込)
モード切替機能の有無以外は「SK-M153」と「SK-M251」の仕様は全く同じですので、価格の安い「SK-M153」を選ぶのがベストでしょうね。
ただ、楽天市場などでは従来モデルの価格が値崩れしているので、実際の販売価格を見てから最適なものを選ぶのが良いかと思います。
●楽天市場で探す
●ヤフーショッピングで探す
なお、「SK-M152」というモデルもありますが、これは「SK-M151」と同じ製品の色違いモデルです。
「SK-M151」は黒、「SK-M152」は白です。
「SK-M251」と「SK-M153」は黒と白の2色展開です。