2021年8月に発売されたシャープの「IB-NP9」は、同社の独自技術「プラズマクラスター」が搭載されたヘアドライヤーです。
つまり、普通のものとは一味違うよ!というヘアドライヤーなわけです。
でも、普通のものとは一味違うヘアドライヤーといえば、パナソニックの「ナノケア」シリーズも同じ。
というより、パナソニックの「ナノケア」シリーズの歴史の方が古くて長いので、こちらの方が元祖的な存在であるといえます。
つまり、シャープの「IB-NP9」はパナソニックの「ナノケア」シリーズの新たなライバルとして登場してきたわけです。
プラズマクラスターとナノイーの違い?
パナソニック「ナノケア」シリーズの特長は、パナソニックの独自技術「ナノイー」が搭載されていることであり、これが「普通のものとは一味違う」という理由になります。
そして、その2021年モデルの最上位機種「EH-NA0G」の場合は、さらに高性能な「高浸透ナノイー」が搭載されており、他の「ナノケア」ドライヤーよりもさらに一味違います。
一方のシャープ「IB-NP9」の特長は、シャープ独自の技術「プラズマクラスター」が搭載されていることであり、こちらも普通のものとは一味違います。
結局、シャープ「IB-NP9」とパナソニック「EH-NA0G」との違いは、「プラズマクラスター」と「ナノイー」の違いということになります。
ただ、この「プラズマクラスター」と「ナノイー」ではどっちがイイの?という疑問には、正直ちょっと答えることが難しいです。
プラズマクラスターとナノイーの効果
技術的な問題はさておき、「プラズマクラスター」も「ナノイー」も、髪に十分な水分を与えるという部分は共通しています。
これにより、パサつきを抑えながらしっとりとまとまりのある髪に仕上げることが可能となります。
そして、「プラズマクラスター」の場合も「ナノイー」の場合も、その美髪効果として、
- 髪がうるおう
- キューティクルを引き締める
- 髪の弾力性を高める
- スタイリングがしやすくなる
- ツヤがアップする
- ヘアカラーが長持ちする
- 紫外線ダメージを抑制する
- 摩擦ダメージ・枝毛を低減する
といったものが挙げられています。
つまり、極端にいえば「プラズマクラスター」にも「ナノイー」にも同じような効果があるということです。
よって、シャープ「IB-NP9」とパナソニック「EH-NA0G」のどちらかを選ぶ場合、「プラズマクラスター」と「ナノイー」の違いで判断することはちょっと難しいです。
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シャープ「IB-NP9」の方が風量が多い!
シャープ「IB-NP9」とパナソニック「EH-NA0G」では、明らかに違うところが1点あります。
それは風量の違いです。
<風量>(ターボ時)
- IB-NP9 約1.8立方メートル/分
- EH-NA0G 約1.5立方メートル/分
単純に考えれば、風量が多い方が髪は速く乾くはずですので、少しでも速く髪を乾かしたい!という方は、シャープ「IB-NP9」を選んだ方が良いかも。
「IB-NP9」と「EH-NA0G」の運転モードの違い
シャープ「IB-NP9」には、
- BEAUTY
- HOT
- WARM
- SCALP
- COLD
の5つの運転モードがあります。
一方のパナソニック「EH-NA0G」には、
- 温冷リズムモード
- 毛先集中ケアモード
- インテリジェント温風モード
- スカルプモード
- スキンモード
の5つの運転モードがあります。
両者とも5つの運転モードがありますが、その内容は異なります。
シャープ「IB-NP9」の運転モード
「BEAUTY」は温風と冷風が自動的に切り替わるモードです。
温風と冷風を交互に髪に当てることは、キューティクルの引き締めに効果的です。
「HOT」は約95℃の温風で、とにかく髪を速く乾かすためのモードです。
「WARM」は約75℃の温風で髪をいたわりながら乾かすモードです。
「SCALP」は約50℃の温風で、地肌をいたわりながら、じっくり乾かすモードです。
「COLD」は冷風で仕上げに使うモードです。
パナソニック「EH-NA0G」の運転モード
「温冷リズムモード」は温風と冷風を自動で交互に切り替えるもので、シャープ「IB-NP9」の「BEAUTY」とほぼ同じような感じのものです。
ただ、シャープでは「キューティクルの引き締めに効果的」とありますが、パナソニックでは「ツヤツヤでしなやかな髪に仕上げる」ことが強調されています。
「毛先集中ケアモード」も自動で温冷切替しますが、弱風なので毛先に風を当てやすく、集中的にケアができます。
このモードを使うと髪の広がりが抑えられ、まとまり感がアップします。
「インテリジェント温風モード」では、室温に合わせてドライヤーが自動で風温をコントロールします。
例えば、暑い時期などには温風の熱さを低減してくれます。
「スカルプモード」では、約60℃のやさしい風で地肌を心地よく乾燥できます。
「スキンモード」は、高浸透ナノイーとミネラルを含んだ風を肌にあてるモードです。、
これにより肌のうるおいを保ち、しっとりした肌へと導きます。
髪ではなく肌に使うモードもあるのは、長年の経験の蓄積がある、パナソニックならではといえるでしょう。
シャープ「IB-NP9」とパナソニック「EH-NA0G」の価格
現在の楽天市場でのシャープ「IB-NP9」とパナソニック「EH-NA0G」の標準価格は以下の通りです。
- IB-NP9 22,000円
- EH-NA0G 33,000円
*価格は2021年8月28日現在のものです。
この価格差だとシャープ「IB-NP9」の方がイイじゃん!という方が増えそうですね。
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結語
今回はシャープ「IB-NP9」とパナソニック「EH-NA0G」の違いを検証してきましたが、それをまとめると次のようになります。
- プラズマクラスターとナノイーの違いはよく分からない
- シャープ「IB-NP9」の方が風量が多い
- 運転モードは「IB-NP9」は単純、パナソニック「EH-NA0G」の方が多彩
- シャープ「IB-NP9」の方が安い
全体的な印象ではシャープ「IB-NP9」の方に分がありそうですが、長年の人気シリーズであるパナソニック「ナノケア」の牙城がそう簡単に崩れるとも思えません。
ただひとついえるのは、シャープ「IB-NP9」は今後パナソニック「ナノケア」シリーズの強力なライバルになりそうだということです。
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