2021年9月に発売された日立の「アッとドライ HFK-CV1A」は、コンパクトで軽量タイプのふとん乾燥機です。
つまり、日立アッとドライの現在の主力モデル「HFK-VS2500」とは全く違うコンセプトで設計されたモデルであるといえます。
でも、日立は何故ここに来て今までとは違うコンパクトで軽量なモデルを新たに発売したのか?
それはコンパクトで軽量なふとん乾燥機が欲しい!という人たちがかなり多いという事実があるからだと思われます。
アイリスオーヤマのふとん乾燥機「カラリエ」の人気
現在販売されているふとん乾燥機には色々ありますが、その中で一番人気があるのはアイリスオーヤマの「カラリエ」だと思われます。
例えば、楽天市場のふとん乾燥機の人気ランキングでは、「カラリエ」がその上位をほとんど独占しています。
また、サンケイリビング社が2020年に行った「ふとん乾燥機についてのアンケート」において、利用率・オススメしたいふとん乾燥機(推奨意向率)で「カラリエ」が第1位になっています。
では、何故「カラリエ」は人気があるのか?
それは「カラリエ」がコンパクトで軽量であるからだと思われます。
逆にいえば、コンパクトで軽量なモデルを求めている消費者が多いということでもあり、日立はそのニーズに応えるために「HFK-CV1A」を開発したと推測されます。
「HFK-CV1A」のライバルは「カラリエ」?
さて、これまではコンパクトで軽量なふとん乾燥機(マット無し)といえば、アイリスオーヤマの「カラリエ」しか無かったような状況でしたが、日立「HFK-CV1A」の参入によりこの状況はどう変わるんでしょうか?
それは、日立「HFK-CV1A」が「カラリエ」よりも優れている点があるのか?「カラリエ」を上回る魅力があるのか?ということに懸かってくるでしょう。
そして、コンパクトで軽量なモデルを求めている人たちは、はたしてどちらを選ぶのか?
というわけで、ここからは日立「HFK-CV1A」と「カラリエ」ではどっちがイイのか?を比較・検証してみます。
なお、「カラリエ」の比較対象モデルは、現在一番スタンダードなモデルの「FK-C3」とします。
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「HFK-CV1A」と「FK-C3」のサイズを比較
<HFK-CV1A>
- 幅:20.0cm 奥行:16.4cm 高さ:27.3cm
- 本体質量:2.3kg
<FK-C3>
- 幅:16cm 奥行:14cm 高さ:36cm
- 本体質量:1.8kg
幅と奥行きは「FK-C3」の方が小さいので、全体的には「HFK-CV1A」と比べて「FK-C3」の方がひと回り小さいという感じです。
ただ、高さは「FK-C3」の方があります。
これは「FK-C3」の場合、収納時もホースが本体上部に出っ張っている状態になるからです。
そして、このホースむき出しの状態は、あまり美しいものとはいえません。
一方「HFK-CV1A」は、アタッチメントやホースをすべて本体に入れられるオールインワン収納です。
よって、収納時の見た目は「HFK-CV1A」の方がスッキリしていて美しいといえます。
日立「HFK-CV1A」の操作
「HFK-CV1A」には「温風」「送風」「運転」の3つのボタンと液晶画面しかありません。
よって、操作は非常にシンプルであり、デザイン的にはスッキリとした印象があります。
「HFK-CV1A」の温風は約60℃に固定されており、「温風」ボタンを押すたびに「5・10・15・30・60・75・120分」と運転時間が変わります。
「5~15分」はふとんの暖め、「30~75分」はふとんの乾燥、「120分」はダニ対策に使うという感じです。
また、「温風」の後に「送風」を押すと、温風運転が終わった後に送風運転が15分追加されます。
これは、ふとんの熱気を取り除きたい時に便利です。
なお、「送風」は単独でも使用でき、その場合は「送風」ボタンを押すたびに運転時間が15分~120分まで変わります。
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カラリエ「FK-C3」の操作と自動モード
カラリエ「FK-C3」には4つの自動モードと手動モードがあります。
<自動モード>
- ふとん乾燥モード 冬 60分
- ふとん乾燥モード 夏 80分
- あたためモード 20分
- ダニモード 100分
これらのモードは「自動モード選択」ボタンを押すことで切り換えます。
また、手動モードにすれば温度と運転時間を自分で設定することができます。
この手動モードは「HFK-CV1A」には無い機能ですので、この点では「FK-C3」の方が優位な感じもしますが、実際には「HFK-CV1A」での温風の運転時間の設定はけっこう細かいので、結局は両者にそれほど大差はないと思われます。
「FK-C3」の「あたため予約」とは
「FK-C3」には就寝時間に合わせて「あたため予約」ができるタイマーが付いています。
これは設定した時刻の30分前からふとんの暖めを開始し、実際にふとんに入る時は「暖かい♪」という機能です。
「HFK-CV1A」にはこうした機能はないので、とりあえず「FK-C3」には便利な機能があるとしておきましょう。
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「FK-C3」には無い「HFK-CV1A」の仕様
「HFK-CV1A」の吸気フィルターにはアレルキャッチャーフィルターが付いています。
よって、アレル物質を取り除いたキレイな空気で、ふとんの暖めや乾燥ができます。
「FK-C3」にはこうしたフィルターは装備されていませんので、この点では「HFK-CV1A」の方が優れているといえます。
特にハウスダストアレルギーを持っている方にとっては、アレルキャッチャーフィルターが付いていることは大きなポイントになるでしょう。
また、「HFK-CV1A」では別売りの専用デオドラント剤を使用することで、デオドラント乾燥を行うことが出来ます。
これも人によっては大きな魅力となるかも知れません。
「HFK-CV1A」と「FK-C3」の価格
アイリスオーヤマの「カラリエ」には「コンパクトで軽い」以外に「安い」という魅力があります。
楽天市場での「FK-C3」の最安値は「8,980円」です。(2021/10/24現在)
一方、「HFK-CV1A」の楽天市場での最安値は「13,640円」です。(2021/10/24現在)
こうなると、やはり「FK-C3」を選ぶ方が多くなりそうですね。
ただ、「HFK-CV1A」には「FK-C3」よりも優れている点があるのは、ここまで見てきた通りです。
その点を踏まえながら、「どっちがイイか?」を考えてみると良いでしょう。
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結語
日立「アッとドライ HFK-CV1A」は、コンパクトで軽量なふとん乾燥機であり、余計なボタン類を省くことでシンプルな操作とスッキリとしたデザインを実現したモデルです。
そして、こうした魅力を持つ「HFK-CV1A」が、アイリスオーヤマ「カラリエ」の牙城を崩すことができるのか、今後の消費者の動向に注目です。
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