山善の「DCTS-A091」と「DCT-J063」は、いずれもタワー型のスリムな暖房機であり、いずれも人気の高い製品です。
この両機種の大きな違いは、
- DCTS-A091 グラファイトヒーター
- DCT-J063 カーボンヒーター
ということです。
グラファイトヒーターの方がカーボンヒーターよりも性能は優れていますが、その分お値段も張ります。
よって、この両機種のうちどちらを選ぶかで迷っている方は、性能を重視するか、価格の安さを重視するか、で判断すると良いでしょう。
山善 グラファイトヒーター DCTS-A091
グラファイトヒーターの「DCTS-A091」の特長は、立ち上がりが非常に速いことと、豊富な遠赤外線を放出するためにとても暖かいことです。
操作部はシンプルなロータリー式のスイッチであり、パワーは「弱450W」と「強900W」の2段階に切り替えられます。
70度の自動首振り機能もあり、安全装置としては転倒オフスイッチがあります。
サイズは直径30×高さ84cmで、重さは2.8kgです。
カラーはホワイト、シャンパンゴールド、ブラックの3色があります。
楽天市場での販売価格は11,800円です。(2022/11/26現在)
山善 カーボンヒーター DCT-J063
グラファイトヒーターよりは多少劣りますが、カーボンヒーターも立ち上がりが速く、遠赤外線も豊富に放射します。
「DCT-J063」は非常にシンプルであり、運転はON/OFFのみでパワーは600Wで固定です。
そして、こちらには自動首振り機能もありません。
ただ、安全装置として転倒オフスイッチの他、サーモスタット(温度過昇防止装置)が内蔵されています。
サイズは直径25×高さ62cm、重さは1.2kgなので、「DCTS-A091」よりもさらにコンパクトで軽いです。
カラーはナチュラルホワイトとチャコールブラックの2色です。
楽天市場での販売価格は4,999円です。(2022/11/26現在)
カーボンヒーターとグラファイトヒーターの違い
カーボンヒーターの熱源は炭素繊維であり、グラファイトヒーターの熱源はグラファイト(黒鉛)です。
黒鉛は結晶が発達した炭素なので、グラファイトヒーターもカーボンヒーターの一種であるといえます。
炭素繊維と比べると黒鉛の方がより純度の高い炭素です。
そのため、電気ストーブの熱源として使用した場合、グラファイトヒーターの方が立ち上がりが速く、遠赤外線放出量も多くなります。
でも、単なるニクロム線の電気ストーブと比べれば、カーボンヒーターの方が圧倒的に立ち上がりが速く、遠赤外線放出量も多いので暖かさが違うはずです。
そして、グラファイトヒーターよりも安いというのが、カーボンヒーターの大きなメリットです。
よって、実際に使用する状況に応じて、より適した方のタイプを選ぶのが良いかと思います。
スポンサーリンク