シャープ衣類乾燥除湿機の2022年モデル「CV-P71」と「CV-P60」は、いずれもコンパクトタイプの製品ですが、その形状はかなり異なります。
「CV-P71」の形状はごく一般的なものですが、「CV-P60」の形状はほぼ立方体で、高さがかなり低いのが特徴です。
この「CV-P60」の独特な形状は、洗濯物を干したラックの真下に設置するためのものです。
そして、それにより省スペースで衣類乾燥を行うことを可能にしています。
CV-P71とCV-P60の除湿能力と衣類乾燥スピード
除湿能力は「CV-P71」の方が高いです。
●定格除湿能力(60Hz時)
- CV-P71 7.1L/日
- CV-P60 5.6L/日
ところが、衣類乾燥スピードは「CV-P60」の方が速いです。
●衣類乾燥時間(2kg)
- CV-P71 約180分
- CV-P60 約99分
これは「CV-P60」が洗濯物に真下から風を当てることができることと、天面にある送風口が広く360°全周吹き出しであることに起因しているようです。
とにかく「CV-P60」の衣類乾燥スピードは「CV-P71」の倍近くあるわけですから、この点に魅力を感じる方も多いかと思います。
ただし、「CV-P60」にはいくつかのデメリットもあります。
CV-P71とCV-P60の電気代を比較する
「CV-P71」はコンプレッサー式の衣類乾燥除湿機です。
一方「CV-P60」はデシカント式です。
ヒーターを使用するデシカント式は、コンプレッサー式に比べて電気代がかかるというデメリットがあります。
両機種の1時間あたりの電気代の目安(60Hz時)は以下の通りです。
- CV-P71 衣類乾燥 約5.1円:除湿 約5.1円
- CV-P60 衣類乾燥 約15円:除湿 約15円
このように、「CV-P71」よりも「CV-P60」の方が電気代が余計にかかります。
つまり「CV-P60」には、衣類乾燥スピードが速いというメリットと、電気代が高くつくというデメリットがあるわけです。
CV-P71とCV-P60の運転音を比較する
両機種の除湿時の運転音は大体同じです。
- CV-P71 強 38dB:弱 36dB
- CV-P60 自動 38dB
しかし、衣類乾燥時では違いが出てきます。
- CV-P71 強 40dB:弱 36dB
- CV-P60 速乾 51dB:音控えめ 38dB
数値的に見ても「CV-P60」の「速乾」の運転音はけっこう大きいです。
先に紹介した「衣類乾燥スピード99分」は、この「速乾」モードでのスピードです。
よって、「CV-P60」は早く洗濯物を乾かせるが、運転音も大きくなるということです。
まとめ
今回の記事をまとめると次のようになります。
- 「CV-P71」の方が除湿能力が高い
- 「CV-P60」の方が衣類乾燥スピードが速い
- 「CV-P60」の方が電気代がかかる
- 「CV-P60」の「速乾」は運転音が大きい
よって、電気代や運転音の大きさを犠牲にしても、衣類乾燥スピードが速い方がイイ!という方だけに「CV-P60」をオススメします。
そうでない方は、ごく普通の「CV-P71」にした方が無難だと思います。
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