2022年製のシャープのDCモーター扇風機の中で、ハイポジションタイプのモデルは以下の2機種です。
- PJ-P3DG
- PJ-P3DS
この2機種にはいずれも「ネイチャーウイング」と名付けられた特殊形状の羽根が搭載されており、これによってムラの少ない滑らかな風を創り出すことが出来ます。
ただし、両機種の羽根形状は全く同じものではなく、「PJ-P3DG」の方にはより進化した「トリプル・ネイチャーウイング」が搭載されている点が違います。
また、機能面でも「PJ-P3DG」の方が優れています。
ネイチャーウイングとトリプル・ネイチャーウイングの違い
「PJ-P3DS」のネイチャーウイングは、「アサギマダラ蝶」の羽根をモデルにしたものであり、その羽のくびれと羽ばたく時のうねりが応用されています。
その特殊な形状により、回転時の羽根は前後に二重の軌跡を描きます。
これによって、7枚羽根の「PJ-P3DS」は、前に7枚と後ろに7枚の合計14枚相当の滑らかな風を生みだすことが出来るわけです。
さらに進化したトリプル・ネイチャーウイング
「PJ-P3DG」のトリプル・ネイチャーウイングには、前述の「アサギマダラ蝶」の羽根に加えて「アゲハ蝶」の尾状突起も応用されています。
これにより回転時の羽根の軌跡は三重になります。
よって、同じく7枚羽根の「PJ-P3DG」は、合計21枚相当のさらに滑らかな風を生みだすことが出来ます。
また、こちらの羽根には蝶の翅脈(羽根の筋)も取り入れられており、同じ消費電力での最大風量アップを実現しています。
PJ-P3DGとPJ-P3DSの機能の違い
「PJ-P3DS」の基本仕様は以下の通りです。
- 風量切替:32段階(リズム風あり)
- タイマー入/切:1~9h(1時間単位・同時設定可)
- 首振り(自動):左右約50度/約70度/約90度
- 首振り(手動):上約50度/下約21度
- モード:おやすみ、衣類消臭
- チャイルドロックあり
上記の仕様は「PJ-P3DG」にもほぼ共通ですが、「PJ-P3DG」にはパワフルモードがあるため、風量切替は33段階になります。
また、「PJ-P3DG」には温度センサーが搭載されているため、室温表示機能があり「センサー運転」も出来ます。
センサー運転とは
「センサー運転」とは室温に合わせて風量を自動調整する機能であり、「強め」と「弱め」に設定できます。
この機能を使えば自分で風量を調整する必要もなく、いつでも最適な風で快適に過ごせるということです。
プラズマクラスターの効果
「PJ-P3DG」にも「PJ-P3DS」にも「プラズマクラスター7000」が搭載されています。
「衣類消臭モード」では、部屋干しの洗濯物の気になるニオイをプラズマクラスターが消臭してくれます。
また、このプラズマクラスターをスポット的に当てることにより、
- ソファなどに染み付いた料理臭
- 寝具や衣類に染み付いた体臭
- 衣類に付いた汗臭
こうしたものをスッキリと消臭できます。
まとめ
「PJ-P3DG」と「PJ-P3DS」の違いをまとめると次のようになります。
- 「PJ-P3DG」のトリプル・ネイチャーウイングの方がより滑らかな風を生みだすことが出来る。
- 最大風量は「PJ-P3DG」の方が大きい。
- 「PJ-P3DG」には室温表示機能があり、「センサー運転」もできる。
ということで、性能・機能ともに「PJ-P3DG」の方が優れていますが、価格的には当然「PJ-P3DG」の方が高くなります。
よって、そこまでの性能や機能を求めていないのであれば、価格の安い「PJ-P3DS」を選んでも良いでしょう。
どちらを選ぶにせよ、シャープのDCモーター扇風機は、この夏を快適に乗り切るための強い味方となるでしょうね。
●楽天市場で選ぶ
●ヤフーショッピングで選ぶ
なお、2022年モデルの「PJ-P3DG」「PJ-P3DS」と、2021年モデルの「PJ-N3DG」「PJ-N3DS」の仕様は同じです。
よって、その時に安い方を選んだ方がお得かと思います。