パナソニック「F-VXU90」と「F-VXU70」は、いずれも「ナノイーX」を搭載した加湿空気清浄機の2021年モデルです。
この2機種には以下のような違いがあります。
- パワー(風量・加湿量)
- ナノイーXのグレード
- スマホ対応の可否
- センサーの数
- カラーバリエーション
性能や機能面ではプレミアモデルの「F-VXU90」の方が優れていますが、場合によってはハイクラスモデルの「F-VXU70」でも十分かも知れません。
それには上記の2機種の違いをよく理解しておくと良いでしょう。
F-VXU90とF-VXU70のパワーの違い
まずは「F-VXU90」と「F-VXU70」の空気清浄能力を比べてみます。
<空気清浄スピード>
- F-VXU90:8畳を約7分
- F-VXU70:8畳を約9分
<適用床面積の目安>
- F-VXU90:40畳まで
- F-VXU70:31畳まで
*上記の能力は加湿空気清浄運転時には少し下がります。
続いては加湿能力です。
<最大加湿量>
- F-VXU90:870mL/h
- F-VXU70:700mL/h
<適用床面積の目安>
- F-VXU90:洋室24畳/和室15畳まで
- F-VXU70:洋室19畳/和室12畳まで
基本的には使用する部屋の広さに見合ったモデルを選べば良いですが、よりパワーのあるモデルを選ぶという選択肢もあります。
「ナノイーX」のグレードの違い
「F-VXU90」も「F-VXU70」も「ナノイーX」を搭載したモデルですが、そのグレードは異なります。
- F-VXU90:ナノイーX 48兆
- F-VXU70:ナノイーX 9.6兆
「ナノイーX」に付いた数字は、花粉やハウスダストを抑制する「OHラジカル」の量を表していて、この数が多いほどその効果も高くなります。
そもそも最初に開発された「ナノイー」のOHラジカル量は4,800億個/秒でしたが、その進化型である「ナノイーX」では4兆8,000億個/秒に増えました。
そして、この「ナノイーX」もさらに「ナノイーX 9.6兆」⇒「ナノイーX 48兆」と進化を遂げています。
では、「ナノイーX 9.6兆」と「ナノイーX 48兆」とでは、どのくらい効果が違うのでしょうか?
「ナノイーX 9.6兆」と「ナノイーX 48兆」の性能の違い
パナソニックのHPには、約6畳空間において、それぞれの「ナノイーX」がスギ花粉を99%以上抑制するまでの時間が掲載されています。
- ナノイーX 4.8兆:約24時間
- ナノイーX 9.6兆:約12時間
- ナノイーX 48兆:約3時間
こうしてみると、「ナノイーX 9.6兆」と「ナノイーX 48兆」とでは、かなり性能が違うことが分かります。
よって、花粉対策を重視する方であれば、より性能の高い「ナノイーX 48兆」を搭載した「F-VXU90」の導入を検討してみるのも良いかと思います。
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F-VXU90はスマホ対応!
「F-VXU90」では、スマホに「ミルエア」アプリをインストールすることで、スマホでの操作や確認などが可能になります。
この「ミルエア」アプリを使うと、
- 室内の空気状況の確認
- 外出先からの遠隔操作
- 自分好みの設定にカスタマイズ
といったことが出来ます。
「F-VXU70」はスマホには対応していないので、スマホでの操作や確認がしたい!という方は「F-VXU90」を選んだ方が良いでしょうね。
F-VXU90とF-VXU70のセンサーの違い
「F-VXU90」には以下の5つのセンサーが搭載されています。
- 高感度ハウスダストセンサー
- ひとセンサー
- ニオイセンサー
- 湿度センサー
- 照度センサー
一方、「F-VXU70」には上記のうち「ひとセンサー」を除いた4つのセンサーが搭載されています。
この「ひとセンサー」は本体上部にあり、人の動きを検知してホコリの舞い上がりを予測します。
そして、ハウスダストが広がる前に集じんを開始します。
「ひとセンサー」がない場合は、ある程度汚れが広がってから集じんを開始します。
よって、「ひとセンサー」があった方が、室内の汚れに迅速に対応できるということです。
F-VXU90とF-VXU70のカラーバリエーションの違い
「F-VXU90」のカラーは
- F-VXU90-TM 木目調
- F-VXU90-W ホワイト
の2種類です。
一方「F-VXU70」のカラーは
- F-VXU70-TM 木目調
- F-VXU70-W ホワイト
- F-VXU70-K ブラック
の3種類です。
よって、室内のインテリアをブラックで統一しているという方は、「F-VXU70-K」を選ぶと良いでしょう。
まとめ
ここまで見てきたように、「F-VXU90」の方が「F-VXU70」よりも、
- パワーがある
- ナノイーXの性能が高い
- スマホに対応している
- ひとセンサーがある
という点で優れています。
よって、予算がある方は「F-VXU90」を選んだ方が良いでしょう。
ただし、
- 狭い部屋で使う
- 花粉対策はさほど重視しない
- スマホ対応でなくても良い
- ひとセンサーは別に要らない
という方であれば「F-VXU70」で十分かも知れません。
当然ながら販売価格は「F-VXU90」の方が高いですので、予算と自身のニーズにより合った方のモデルを選ぶと良いかと思います。
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なお、「F-VXU90」の型落ちモデル「F-VXT90」は、「ナノイーX 9.6兆」搭載モデルなのでご注意下さい。
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